Cotocoto Works

LINEハーネスを神田事務所名義にするための準備

アカウントを作る作業が中心です。専門知識は不要で、上から順に進めれば終わります。

対象:神田事務所さま所要:1〜2時間費用:年2,000円程度

なぜこの作業が必要か

現在のLINEハーネスは、テスト目的で高木さん個人の名義で借りた環境の上で動いています。

テストが終わり本格運用に入るにあたり、神田事務所さまの名義に移します。

移すことで、こうなります。

現在移行後
システムの持ち主高木さん個人神田事務所
支払い高木さん神田事務所
高木さんの立場所有者保守の協力者
担当者が変わったら高木さんに依頼が必要事務所内で完結

要するに、事務所の資産として持てるようになるということです。

いま移行する理由

友だちの登録数がまだ7名だからです。

移行するとLINEの設定をやり直す必要があり、友だち追加用のQRコードも作り直しになります。

運用が進んで友だちが数千人になってからでは、影響が大きくなりすぎます。

いまが最も痛みの少ないタイミングです。

作るもの(4つだけ)

名前ひとことで言うと費用
1GitHubアカウントプログラムの保管庫無料
2Cloudflareアカウントシステムが動く場所無料
3ドメインインターネット上の住所年2,000円程度
4高木さんへのアクセス権保守のための鍵無料

事前に決めておくこと

① どのメールアドレスで作るか(重要)

個人のアドレスではなく、事務所で共有できるアドレスをお勧めします。

例:info@〜 system@〜 など

理由:個人アドレスで作ると、その方が退職・異動したときにアカウントごと引き継げなくなります。

実際に「担当者が辞めてサイトが更新できなくなった」という事故はよく起きます。

すでにある共有アドレスでも、この用途専用に新しく作っても構いません。

② パスワードの保管方法

これから作るアカウントは、失うと事業が止まります

③ ドメイン名の候補

インターネット上の住所です。例えば line-kanda.com のような文字列を決めます。

選び方のコツ

3つほど候補を挙げておいてください。先に取られている場合があるためです。

STEP 1: GitHubアカウントを作る

これは何か

プログラムの保管庫です。ソースコードを預けておく場所で、

「いつ・誰が・どこを変えたか」がすべて記録されます。

間違えた変更を元に戻せるのも、ここに履歴があるからです。

手順

  1. https://github.com/ を開く
  2. 「Sign up」をクリック
  3. 決めておいたメールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力
  4. ユーザー名は事務所が分かるもの(例: kanda-jimusho
  5. 届いた確認メールのコードを入力
  6. 無料プラン(Free)を選ぶ

二段階認証を設定する

ログイン時にスマホの確認を追加する仕組みです。GitHubでは必須になっています。

  1. 右上のアイコン →「Settings」→「Password and authentication」
  2. 「Two-factor authentication」を有効にする
  3. スマホの認証アプリ(Google Authenticator など)で読み取る
  4. 表示される「リカバリーコード」を必ず保存する

⚠️ リカバリーコードは、スマホを紛失したときの唯一の入り口です。 紙に印刷する、金庫に入れるなど、確実に保管してください。

できたら教えてください

GitHubのユーザー名をお知らせください。高木さんが作業できるよう招待します。

STEP 2: Cloudflareアカウントを作る

これは何か

システムが実際に動いている場所です。

LINEからのメッセージを受け取る、配信を実行する、管理画面を表示する——

これらはすべてCloudflareというサービスの上で動いています。

現在の利用量なら無料の範囲で収まります。

手順

  1. https://dash.cloudflare.com/sign-up を開く
  2. 決めておいたメールアドレスとパスワードを入力
  3. 届いた確認メールのリンクをクリック
  4. 二段階認証を設定する(GitHubと同じ考え方)
  5. 「My Profile」→「Authentication」→「Two-Factor Authentication」
  6. バックアップコードを保存する

できたら教えてください

ログインに使ったメールアドレスをお知らせください。

STEP 3: ドメインを取得する

これは何か

インターネット上の住所です。

いまのLINEハーネスの住所は、高木さんのアカウント名が入った長い文字列になっています。

これを事務所独自の住所に変えます。

なぜ重要か:独自の住所を持っておけば、将来また環境が変わってもURLが変わりません

LINE側の再設定も、QRコードの刷り直しも、今回が最後になります。

逆にここを省くと、次に何かあるたびに同じ作業が発生します。

取得方法

Cloudflareの画面から直接購入できます(同じ会社でまとめられるので手続きが簡単です)。

  1. Cloudflareにログイン
  2. 左メニューの「Domain Registration」→「Register Domain」
  3. 候補のドメイン名を検索する
  4. 空いていれば購入手続きへ(クレジットカードが必要です)

💡 .jp を希望される場合 Cloudflareでは日本の .jp を扱えない可能性があります。 その場合は「お名前.com」などの国内サービスで取得し、後からCloudflareに接続します。 手順が増えるため、こだわりがなければ .com をお勧めします。

できたら教えてください

取得したドメイン名をお知らせください。

STEP 4: 高木さんへアクセス権を渡す

なぜ必要か

移行後も、機能追加や不具合対応で高木さんが作業する場面があります。

そのための鍵をお渡しいただきます。

アカウント情報は共有しません

ログインID・パスワードをそのまま渡すことはしません。

代わりに「APIトークン」という用途を限定した鍵を発行します。

パスワードを渡すAPIトークンを渡す
できる範囲すべて決めた範囲だけ
取り消しパスワード変更が必要ボタン1つで無効化
誰が使ったか分からない記録が残る

不要になったら、事務所側でいつでも無効にできます。

手順

この作業は高木さんと画面を見ながら一緒に行うことをお勧めします。

選択肢が多く、間違えると動かないためです。

日程を調整させてください。30分ほどで終わります。

完了チェックリスト

費用のまとめ

項目費用
GitHub無料
Cloudflare無料(現在の利用量の場合)
ドメイン年間2,000円程度

利用が増えてCloudflareの無料枠を超える場合は、事前にご相談します。

この後の流れ

準備が終わったら、高木さん側で移設作業を行います。

内容担当
Phase 1新しい環境を構築、データを移す高木さん
Phase 2LINE側の設定を新しい住所に変更高木さん
Phase 3動作確認一緒に
Phase 4杉森さんが自分で作業できる環境を整える一緒に

Phase 2でLINEの設定を切り替えるため、短時間ですが配信を止めます。

日程は事前に調整させてください。

用語のミニ辞典

言葉意味
アカウントサービスを使うための登録。会員証のようなもの
ドメインインターネット上の住所。example.com のような文字列
二段階認証パスワードに加えてスマホでも確認する仕組み。乗っ取り防止
リカバリーコードスマホを失くしたときに使う予備の鍵。保管必須
APIトークン用途を限定した鍵。パスワードより安全に権限を渡せる
リポジトリプログラムの保管場所。GitHubの中に作られる

分からないことがあったら

作業の途中で止まっても構いません。無理に進めず、その画面のままご連絡ください。

画面のスクリーンショットを送っていただければ、次に押すボタンをお伝えします。

⚠️ ただし、パスワードやコードが写っている部分は隠してください。